脂肪の種類と仕組み

2013-08-05

中性脂肪をためる役割を持つ脂肪細胞は、必要に応じて分裂して増える。

脂肪を必要とする新生児期や乳幼児期、女性の妊娠期などには脂肪細胞は活発に分裂し、これらは主に皮下脂肪になる。

内臓脂肪細胞が増えるのは肥満の増える中年以降だ。

いずれの脂肪も、「前駆脂肪細胞」という未熟な細胞から始まり、その中に中性脂肪からなる脂肪滴がたまって「成熟脂肪細胞」になりと、”肥大と分裂“を繰り返して増えていく。

そもそも、なぜ脂肪はたまるのか。それは人類の歴史が、飢餓との闘いの歴史であったことと深く関係している。

動物には生き延びて子孫を残す本能があり、食べ物がなくても生き延びられるよう、進化しました。

人は脂肪を蓄積する能力を持つことで、生き延びてきたのです。

ウエスト

運動不足の人は骨格筋の中にも脂肪がたまり、よく運動をすれば脂肪はたまらないと考えられてきた。

だが、スポーツ選手の筋肉内の脂肪量を調べると、普通の人より多い。

これを「アスリートパラドックス」というそうです。

理論上は、運動すると筋肉ではまず血中にあるグリコーゲン(糖)が燃え、次に脂肪酸が燃える。

それも使い果たすと筋肉(たんぱく質)を破壊してエネルギーを作るというのが筋肉でのエネルギーの使われ方だ。

ところが、運動量が多いアスリートの体内では、グリコーゲンがなくなったら、効率的に脂肪が使えるように、骨格筋の中にある程度の脂肪を作ったり蓄えたりしていると考えられる。

つまり、筋肉にたまる脂肪は2種類あるということなのです。

運動不足で余って行き場のない”受動的“な脂肪と、燃やすためにためた”能動的“な脂肪があるのです。