保健指導対象者の選定

保健指導対象者の選定

基本的な健診項目

メタボ健診によってメタボ患者を適切に減少させることが出来ているかを判断するため、保健指導者の選定には標準的な数値基準が必要になります。

心疾患のリスク要因

内臓脂肪が蓄積すると、心疾患等を発症させるリスク要因が増えていきます。

リスク要因には高血圧、高血糖、脂質異常症があります。

内臓脂肪型肥満に、2つ以上のリスク要因をプラスした状態がメタボとされています。

発症リスクとレベル設定

この要因を1つ持つ人では心疾患の発症リスクは、リスクがゼロの人に比べ約5倍となり、2つ持つ人で約10倍、3〜4つの要因を持つ人で約30倍となります。

ひとつの要因の重症度よりも、複数の要因が重なることで発症リスクが高くなります。

そのため、各症状の重症度ではなく、対象者の持つリスク要因の数によって保健指導レベルが設定されます。

指導対象者のレベル分け

指導対象者は内臓脂肪の蓄積量を基本として、どれだけのリスク要因を持っているかによって保健指導レベルを設定します。

ステップ1

まず腹囲とBMIを測定し、内臓脂肪蓄積のリスク判定をします。

  • 腹囲が、男性85cm以上/女性90cm以上→A
  • 腹囲が、男性85cm未満女/性90cm未満→左記の者でBMI25以上→B

ステップ2

健診結果、質問項目により追加リスクをカウントします。

(1)脂質

中性脂肪・・・150mg/dl以上

HDLコレステロール・・・40mg/dl 未満

現在薬剤治療を受けている

(2)血圧

収縮期・・・130mmHg以上

拡張期・・・85mmHg以上

現在薬剤治療を受けている

(3)血糖

空腹時血糖・・・100mg/dl以上

HbA1cの場合・・・5.2%以上

現在薬剤治療を受けている

(4)質問

喫煙歴がある

ステップ3

ステップ1、2から保健指導レベルを設定します。

ステップ1でAの場合

(1)〜(4)のリスクのうち

追加リスクが、2つ以上の対象者・・・積極的支援レベル

1つ対象者・・・動機づけ支援レベル

0の対象者・・・情報提供レベル

ステップ1でBの場合

(1)〜(4)のリスクのうち

追加リスクが、3つ以上の対象者・・・積極的支援レベル

1つ又は2つの対象者・・・動機づけ支援レベル

0の対象者・・・情報提供レベル

以上の「積極的支援レベル」「動機づけ支援レベル」「情報提供レベル」の、3つの保健指導レベルに分けられます。